キッチンの施工

DSC_0028

ただ今、キッチンを据え付け中です。
キッチンメーカーから派遣される、専門の職人さんたちが作業を行います。
キッチンの設置は、水平、垂直、直角に特に注意する必要があるため
解体後にレベル(床の水平)を調整し、墨出しを行います。
デザイナーが描いた墨出し図を確認しながら、床や壁の下地の上に
これから設置する壁やキッチンカウンター、家具の位置をマジックで書いていきました。
キッチンはメーカーごとに仕様が異なるため、設置が大変なのですが、
さすが専門の職人さん。
そのメーカーのキッチンの仕様を知り尽くしていて、
手慣れた様子でさくさくっと組み立てていきます。
とても頼りになる職人さんたちですが、現場監督は任せきりなわけではなく
現場の進行管理と、設置完了後の厳しいチェックを行い、品質を保ちます。
キッチンの進行管理が複雑になる原因は、キッチン設置の前後で行う
大工工事、電気工事、管工事、建具工事、ガス配管や配線、給水・給湯・排水ダクトの
接続工事にあります。
それぞれ別々の業者さんが施工するため、
順序よくスピーディーに工事が終わるよう、
けれどもそれぞれの工事時間がバッティングしないように、
各工事にどれくらいの時間がかかるのかを把握しながら、依頼しなければなりません。
現場監督になったばかりの頃は、思っていたよりも時間がかかったり、
逆に早く終わってしまって次の工事まで手持ち無沙汰になったりと、
なかなか上手く調整できずに
先輩に怒られたりしていましたが、最近はだいたいの時間を読めるようになり
スムーズに工事が進みます。
あの頃に比べると、僕も随分成長したな〜。
厳しくも懐かしい思い出に浸っていると、「終わりましたよ」と職人さん。
ドアを開閉しながら、扉はスムーズに開くか、設備が水平になっているかを
チェックしていきます。
少しでもおかしい所があればその場ですぐに指摘し、やり直しを指示。
完璧な状態でお引き渡しができるように、ここできちんと修正します。
今回は100点満点。
笑顔で「お疲れさまでした」と言うことができました。
住まいをスピーディーに完成させるために、
どのような工程で工事を行うのがベストを考え、
指揮をとるのが現場監督の仕事です。
今日のように現場がうまく行った日は、帰りの足取りも軽いような気がします。

2014 12/2 6:27 Posted by MS邸