ダイヤ型のタイル貼り

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キッチンや洗面室といった水まわりには、
汚れを拭き取りやすいタイルを貼ることが多くありますが、
せっかく種類豊富なタイルを使うなら、ただ機能性を追求するのではなく
色や形、貼り方にこだわり、お好みのテイストで仕上げてみてはいかがでしょう。

同じタイルでも色や貼り方によって印象がぐっと変わるのが、タイルのおもしろさ。
どのタイルをどのようなパターンで貼るか、という「割り付け」を
デザイナーと一緒に考える工程も、けっこう楽しいものです。

さて、こちらはキッチンの壁に、ダイヤ型でふっくらとした厚みのあるタイルを貼り、中央に黒いドットを散りばめました。
よく店舗などに使われる、個性的なタイルですが
お住まいの中に使うことも可能で、この場合はちょっと非日常感が演出できます。
ちなみに、この”中央のドットの色”というのがデザイン性を大きく左右しており、
こちらが白だと、エレガントなイメージになりますが、
今回は黒。
コントラストが効いて、モダンな印象がぐっと深まっています。

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キッチンカウンターも、白と黒の組み合わせがクールなデザイン。
天板の黒が空間を引き締め、タイルの壁との相性も抜群です。
最近の現場で実感しているのは、タイルにこだわるお施主さまが増えたこと。
アクセントとしてモザイクタイルを使うだけに留まらず、
今回のようなダイヤ型のほか、ひょうたん型、ガラスモザイク、
ヴィンテージ調の石タイルなど、覚えきれないほどの種類があります。
どのような理想も実現できますし、タイル選びが楽しいでしょうね。
レトロやヴィンテージといった流行があるかもしれませんが
とにかくどのようなタイルでも、
そのタイルの魅力を損なわないように、美しく、あるいはラフに貼り上げていく。
昔とは比べ物にならないほど住まいのテイストが多様化したことによって、
現場にもセンスが求められるようになっています。

2014 9/20 6:37 Posted by ON邸