鉄骨階段 2

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こちらの住まいは、1階がガレージ、2階と3階が住居。
2階のLDKに、3階のトップライト(天窓)の光が落ちてくるように
2階から3階にかけてはスケルトンの鉄骨階段にデザインされています。

今日は、その鉄骨階段を取り付ける作業の続きです。

デザイナーが描いた図面をもとに、
鉄骨屋さんが約9mmの厚さの鉄板を組み立て、完成した鉄骨階段が現場に納品されます。
木造とは比べ物にならないほど重いため、搬入も設置もひと苦労。
数人が下から鉄骨階段を支えつつ、
1人が上からチェーンブロックでゆっくりと吊り上げていきました。
チェーンブロックとは、チェーンを引いて歯車を回転させ、モノを吊り上げる装置のことです。
かなりの重さにも対応できるうえ、リフォーム現場のような限られた空間でも
使いやすい大きさで、大変重宝しています。

手作業で行うため、それなりの力が必要ですし、所定の位置に合わせるのも結構大変です。

そうしてやっと設置が完了。
階段のささらを中央に配置したデザインも、すっきりとしていて
モダンなオブジェのように仕上がること間違いなし。

「設置できた!」とひと息つきたいところですが、
すぐに1階〜3階にかけて木目の化粧パネルを張る作業が始まります。
職人さんは、設置した鉄骨階段と壁のわずかなスペースに入りながら、
パネルの木目が揃うように貼っていくという、これもまた難易度が高い工事。

手間はかかりますが、完成すれば、木目の壁と鉄骨階段のクールさが
LDKのアクセントになるはずです。
今から完成が楽しみです。

2013 7/26 4:19 Posted by ST邸