フルリフォーム進めているこちらのお住まいも、
そろそろ終盤に差し掛かってきました。
しかし、床を張り替えたりキッチンを新しくしたりしているうちに
サッシの古さがなんだか目立つように。
「既存サッシだけが古いままだと少しもったいない」という話になり
アルミサッシを黒く塗装することになりました。
引き違い窓のレールや、窓のクレセント(カギ)といった
擦れやすい箇所は、塗装しても剥がれてしまいます。
事前にお施主さまに塗れない箇所があることをお伝えしました。
まずは塗装の前に、下準備。
今回は、まわりの床や壁が仕上がった状態での塗装になるため
塗料がまわりに飛ばないよう、養生をしっかりと行います。
さらにサッシを念入りに清掃。
サッシに汚れがあると、埃がついたり、
塗料の密着性をが低下して浮いたりするからです。
また、油分があると塗料がうまくのらないため
シンナーでしっかりと拭き取ります。
次に、プライマーを塗りました。
プライマーは、アルミと塗装の密着を高めるもので、
金属塗装の下地としてよく使われます。
アルミサッシに薄く均一にスプレーし、乾いたらもう一度。
1~2分ほどで乾くため、作業はスムーズに進みました。
その上に、ウレタン塗装を行いました。
エアーブラシを使い、ムラなく丁寧に塗っていきます。
燥するまではだいたい1日。
しっかりと乾いたことを確認できたら、養生を剥がして完成です。
いかがでしょう。
つやつやと新品のように輝いていますね。
白を基調としたシンプルモダンの空間を、黒いサッシが効果的に引き締めています。
やっぱり塗り替えてよかったと思います。
ちなみに構造によりますが、一戸建はサッシをまるごと交換することができます。
ただし、壁を壊すような大工事です。
コストと工期がかかるため「そこまでしなくていいかな…」という
お施主さまもいらっしゃいます。
どちらにしても、サッシ交換する、しないの選択肢があるのが一戸建てです。
問題はマンションです。
サッシは共有部分になるため、マンション管理組合の許可が下りない限り
勝手に交換することができません。
「開け閉めがしにくい」「結露がある」「外音がうるさい」
といったお悩みがあれば、カバー工法で性能アップをするという方法も。
カバー工法は、既存のサッシの上から新しいサッシを設置するため
壁を壊すことなく、建物の内側からの工事が可能になります。
クラフトでは、お施主さまの求める性能やコスト、デザイン性、工期から
ぴったりの工法をご提案しています。
ぜひお気軽にご相談ください。
無事にサッシがきれいになったところで今日は終了。
全体の工事も最終段階に入り、いよいよ完成真近です。