スケルトンリフォーム・リノベーションのよくある質問
Q.住みながらスケルトンリフォームできますか?
A. 基本的には仮住まいをお勧めします。スケルトンリフォームは、大掛かりな工事になるため、住みながらだと思い切った間取りの変更ができない場合があります。また、水回りが使えない期間があったり、工事中、家の中が埃だらけになったりと、生活面でも何かと不便が出て快適に住むことが難しくなります。
Q.スケルトンリフォームができないマンションはありますか?
A.多くのマンションで採用されている「ラーメン構造」のマンションは、スケルトンにすることは可能です。「壁式構造」を採用したマンションの場合は、撤去できない耐力壁があるため、スケルトンリフォームでも間取りが制限されることがあります。
Q.スケルトンリフォームでも変更できない箇所はありますか?
A.あります。マンションリフォームの場合は、スケルトンリフォームができるのは、専有部分のみ。共用部の躯体や骨組み、共用廊下、パイプシャフト、バルコニー、玄関ドアやサッシなどは変更ができません。水回り設備を移動する場合は、管理規約に抵触する場合があるため事前の確認が必要です。仮に移動できなくても、レイアウトの変更により大きく印象を変えることもできます。
Q.スケルトンリフォーム前提で中古マンションを選ぶポイントは?
A.スケルトンリフォームは、内装や設備をすべて撤去するため、現状はあまり関係ありません。チェックが必要なのは、スケルトンリフォームができない共用部です。壁に大きなヒビがないか、手すりなどのサビがそのままになっていないかといったメンテナンス状況や、ゴミ捨てのルールが守られているなどの管理状態は、重点的に確認しておくと良いでしょう。
Q.管理状態を見極めるのに「管理費」や「修繕積立金」はポイントになりますか?
A.なります。マンションは、日々の共用部の清掃や何十年に一度の大規模改修など、継続的にメンテナンスをしていく必要があるため、毎月、管理組合に「管理費」や「修繕積立金」を支払います。
その金額が極端に安かったりすると、共用部の管理が行き届いていなかったり、大規模改修の度に多額の費用を徴収されることがあります。その他、住宅ローンの「フラット35」の融資条件には、管理規約や長期修繕計画に関する基準もあるため、「フラット35」が利用できる物件は、一定の管理水準を満たしていると考えて良いでしょう。
Q.中古マンションの購入費用とリフォーム費用を合わせて住宅ローンを申し込めますか?
A.申し込めます。現在は中古物件へのニーズの高まりから、購入費用と工事費用をまとめて借りられる住宅ローンが登場しています。住宅ローンを一つにまとめることができれば、面倒な手続きも一度で済みますし、リフォームローンよりも金利が低い住宅ローンを組み、最終的に返済額を抑えることもできます。ただし住宅ローンにはいくつかの条件があるため、まずはリフォーム会社に相談しましょう。
Q.中古マンションをスケルトンリフォームする際、耐震補強ができますか?
A.可能ですが、耐震性は基礎や構造が大きく関わってくるため、個別の住居に耐震補強を施してもあまり意味はありません。家具の倒壊を防ぐための措置などは施すことができます。
Q.中古マンションをスケルトンリフォームする際、オール電化にできますか?
A.条件付きで可能です。IHクッキングヒーターや床暖房の敷設は可能ですが、60A以上の電気容量に変更できるかがポイントになります。事前に電力会社に確認すると良いでしょう。また、エコキュートや電気温水器などのエコ設備も電気容量や設置場所が確保できるかなど、事前の確認が必要です。
Q.既存の設備を再利用することはできますか?
A.洗面化粧代やキッチンは、再利用できる場合がありますが、分解の難しいユニットバスはできません。ただ、既存の設備を再利用する際には、傷を付けないように丁寧に外したり、保管したりするのに手間と時間がかかり、結局、新調するよりもコストが割高になることもあります。
Q.中古マンションをスケルトンリフォームする際、エアコンの位置や、照明の種類を変更するのは可能ですか?
A.エアコンの場合、エアコン用のスリーブのない部屋に取り付けるには、別のスリーブから引っ張ってこられるかが条件となります。また、照明についても、例えばダウンライトは天井に埋め込む形で設置するため、天井の構造によっては埋め込みできないケースがあります。
Q.スケルトンリフォームを成功させるコツは?
A.予算の中で「何を優先するのか」を話し合っておきましょう。それをデザイナーに伝えることで、こだわるポイントが明確になり、イメージを共有しやすくなります。また、設備や仕様もカタログだけで選ばず、ショールームへ足を運び、実物を触りながら使い勝手や素材感などを確認しましょう。
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スケルトンリフォーム・リノベーションのよくある質問
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