眺望をたのしむLDK | マンションリフォームのCRAFT（クラフト）

マンションリフォーム

リフォーム・リノベーションデザイン実例　#310 港区

物件データ
マンションリフォーム

所在地：: 東京都港区
家族構成：: 夫婦
築年数：: 34年

リフォーム面積：: 76㎡
工期：: 2ヶ月
費用：: 1335万円

どこにいても眺望が堪能できる大空間。隠せる収納ですっきりと暮らせる大人の住まいに

リフォームを前提に港区の中古マンションを購入したOさん。ご夫婦でゆったり寛ぎたいと、クラフトにリフォームを依頼しました。ご希望は、大きなワンルームのように使えるオープンな空間。そこで、洋室をLDKと一体にし、眺望を妨げていた壁面収納も撤去。広くなっただけでなく、高層ビル群を望む美しい景色を楽しめる開放感いっぱいの空間になりました。この景色を楽しめるようにキッチンの向きも変更。グラスホルダーを備えた吊戸棚とカウンターを造作し、バーカウンターのような趣に。食器棚や冷蔵庫をフラットに収め、キッチンまわりの印象をすっきりとさせています。「ホームパーティで訪れた友人にも好評です」とうれしそうなOさんです。

居室ごとに仕切られた間取りで開放感に欠け、デザインもお好みではなかった

勤務先に近く、都心でありながら閑静な立地や、高層ビル群に面した角部屋であることに惹かれて中古マンションを購入しました。しかし、細かく仕切られた間取りは開放感に欠け、せっかくの景色も堪能できませんでした。また、デザインもお好みではありませんでした。

Before

After

Before写真

小上がりの畳スペースに様々な役割を持たせて、限られた空間を効率よく使えるように

間取りのいろいろな可能性を探る中で、ご希望の一つだった小上がりの畳スペースは、あらゆる配置パターンをシミュレーションし、様々な役割を持たせられるプランをご提案しました。玄関から見たとき、LDKの一部として空間の広がりが感じられだけでなく、テーブルを置けば、ダイニングのような使い方も可能。玄関にも隣接しているので、靴を履くときにはベンチの代わりとしても利用できます。また、引き戸を閉めれば、客間にも早変わり。また小上がりの下部は、水廻りを移動させるための配管スペースとしての役割も果たしています

自然素材のぬくもりと豊かな表情を感じる

シンプルなインテリアながらも、自然素材を随所に使っているため、ぬくもりと上質感を感じることができます。LDKの床や壁には、ウォールナットの挽き板を使用しました。寝室と畳の壁はシラスとし、左官仕上げによる塗りムラと凹凸が、やわらかな雰囲気をつくりあげています。シラスは調湿機能や消臭効果があることからも、健康面に配慮してこちらを採用しました。

どこにいても眺望をたのしめるLDKが誕生

リビングに隣接する洋室は、壁面収納で仕切られていたため、壁をなくして大きなLDKにつくり変えました。洋室があったエリアをSOHOとし、オープンながらも仕事に集中できるエリアとなっています。キッチンはバルコニー側に移動して、その隣には小上がりの畳スペースを。LDKのどこにいても眺望をたのしめる、ゆったりとした空間となっています。

用途に応じて天井を高く、低く

LDKは太い梁があるため天井が低く、重い印象でした。そこで天井を抜いて、躯体のコンクリートに直塗装し、天井を可能な限り上げて開放感を出しました。SOHOや畳スペースは、あえて梁下に合わせて天井を下げることで、より落ち着きをもたらしています。各エリアの天井高を変えるなどの工夫で、用途にふさわしい雰囲気を演出しました。

それぞれの空間のリフォームポイント

キッチン

既製品の壁付けキッチンは、インテリアのポイントとなるように、床材と同じオーク無垢材を張ってフラット対面にしました。ステンレスの天板がクールな印象を与えています。背面の２つのドアは寝室とWIC。壁を黒く塗装し、ドアとその周囲を白く塗ることで壁がくり抜かれたようなユニークデザインに。料理する姿も絵になるような、デザイン性の高いキッチンとなっています。

リビング・ダイニング

玄関に立つと、LDKの先に広がる窓の景色が目に飛び込んできます。手前の小上がりの畳スペースも空間の一部となって、より広がりを感じさせます。玄関扉の戸当たり、畳スペースの上り框の支えといった両方の役割を持つスチールの柱は、黒く塗装し、間延びしがちな空間をぐっと引き締めるアクセントにしました。

書斎

LDKにつながる書斎(SOHO)エリアは、お持ちのブックシェルフを使ってさりげなくLDKと区別。窓側のカウンターは、シェルフと高さを合わせて安定感を出しています。天井は梁下の高さに低くして、仕事に集中しやすい雰囲気に。天井には、カセット式のエアコンを埋め込むスペースも設けました。昼は青空、夜は星空を眺めつつ仕事に取り組むことができる、贅沢な空間になりました。

リビング・ダイニング

間仕切りをなくすことで、リビング側とSOHO側の両方の窓を同時に見渡せ、パノラマ風景をたのしめるようになりました。また、夕暮れの景色も味わえるように、リビングの照明は狭角のスポットライトで光量を絞っています。リビング・ダイニングと浴室を仕切る壁には床材のオーク無垢材を張って、よりぬくもりのある空間に。スポットライトが床や壁の木目をうつくしく照らします。

和室

着物をお召しになることが多い夫人のために、小上がりの畳スペースを設けました。着付けのための大きな鏡を設置し、ゆったりとした気持ちで纏うことができます。奥には着物や小物を収納するスペースを設け、お持ちの着物を大切に保管できるように。畳スペースから直接、水廻りに向かう近道があるため、着替えてお風呂に直行することも可能です。

寝室

寝室は、お持ちのベッドの大きさに合わせて広さを設定しました。壁や天井には新たに防音材を入れて、調湿機能のあるシラスを塗り、ぐっすりと眠れる快適な空間に仕上げています。ベッドヘッド側の壁に造作したニッチは、細長くスタイリッシュなデザイン。最小限の本や飲料など置くサイドテーブルのように使っていただけます。

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